平成28年4月14日以降、熊本県・大分県等で発生した地震の影響により、開催を延期しておりましたが、その後の被災復興状況から、第1回は九州工業大学飯塚キャンパスにて、開催することにいたしました。 飯塚キャンパスにおきましても、現在、模擬森林実証地としての競技会場の準備を進めております。
是非とも、森のドローン・ロボット競技会にご参加いただき、森林で人と活動・協働できるロボットを目指していただけばと考えております。
実行委員長 林 英治
日本は国土のおよそ7割を森林が占める森林大国です.そのうち4割が人工林です.森林の資源量,樹木の成長量や品質の調査などの森林の観測・管理の自動化技術の構築,ゆくゆくは林業の活性化を目指して,森林での無人航空機(ドローン)を用いた競技会を開催します.
最新のドローンは,非常に安定に飛行することができるようになりました.しかし,安定に飛行できるドローンでも,障害物の多い森林内を安全に飛行することは難しいです.人間が分け入ることが困難な森林でも,ドローンなら越えて行くことができ,その先の樹木の状態を観測できる可能性があります.縦横無人に森林内を飛行することができるようになり,樹木の生育状況を観測できるようになることで,広大な森林の観測・管理を自動化することを目指します.
森林内で立木に囲まれた多様な植生,多様な環境の中で実機開発のイメージを感じ,また,林業従事者(林家,森林組合)や森林近隣住民と和合し,語り合い,林業へのリバイスエンジニアリングと,先駆的技術躍進を遂げることを目標としています.森でエンジニアが集う最初の一歩です.自然とロボットが共生する社会を目指して,森のドローン・ロボット競技会へのたくさんの参加を期待しています.
九州工業大学社会ロボット具現化センター
森のドローン・ロボット競技会実行委員会
(順不同)
競技会: 2016年10月22日(土),23日(日)午前
森林トライアル: 2016年10月23日(日)未定
本大会では森林トライアルは開催しません.
10月21日(金)
競技主催者 会場準備
10月22日(土)
08:30 – 11:00 受付および練習時間
11:00 – 11:30 開会式
11:30 – 11:45 参加者ミーティング
12:00 – 14:30 予選
15:00 – 17:00 本選
17:30 – 18:00 プレゼンテーション
18:00 – 20:00 交流会
10月23日(日)
08:30 – 10:00 練習時間
10:00 – 11:30 決勝
12:00 – 12:30 表彰式・閉会式
※森林トライアルは未定
12:30 – 解散
順位 | チーム名 | 所属 | 競技点 | タイム(秒) |
---|---|---|---|---|
1 | HAYASHILAB | 九州工業大学 | 120 | 5.94 |
2 | IT-Lab | 九州工業大学・北九州工業高等専門学校 | 120 | 7.09 |
3 | for rest human | 日本文理大学 | 120 | 9.09 |
4 | 大竹研究室 | 九州工業大学 | 120 | 9.5 |
5 | NIT武村lab | 西日本工業大学 | 120 | 12.78 |
6 | RoDEP | 九州工業大学 | 120 | 13.55 |
7 | NIMBUS | 九州工業大学 | 120 | 16.12 |
順位 | チーム名 | 所属 | 競技点 | タイム(秒) |
---|---|---|---|---|
1 | 西工大亀井研究室 | 西日本工業大学 | 20 | 20.51 |
2 | IT-LAB B | 九州工業大学・北九州工業高等専門学校 | 10 | 38 |
順位 | チーム名 | 所属 | 競技点 | 加減点 | 合計点 | タイム(秒) |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | NIT武村lab | 西日本工業大学 | 350 | 200 | 550 | 2:07 |
2 | IT-Lab | 九州工業大学・北九州工業高等専門学校 | 250 | 200 | 450 | 1:11 |
3 | HAYASHILAB | 九州工業大学 | 250 | 200 | 450 | 1:25 |
4 | RoDEP | 九州工業大学 | 200 | 200 | 400 | 1:12 |
5 | for rest human | 日本文理大学 | 150 | 200 | 350 | 5:23 |
6 | 大竹研究室 | 九州工業大学 | 250 | 0 | 250 | 1:30 |
7 | NIMBUS | 九州工業大学 | 120 | -100 | 20 | 0:16 |
順位 | チーム名 | 所属 | 競技点 | 加減点 | 合計点 | タイム(秒) |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | IT-LAB B | 九州工業大学・北九州工業高等専門学校 | 20 | 200 | 220 | 0:38 |
2 | 西工大亀井研究室 | 西日本工業大学 | 20 | 0 | 20 | 0:25 |
順位 | チーム名 | 所属 | 競技点 | 加減点 | 合計点 | タイム(秒) |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | NIT武村lab | 西日本工業大学 | 570 | 500 | 1070 | 2:43 |
2 | IT-Lab | 九州工業大学・北九州工業高等専門学校 | 320 | 400 | 720 | 2:00 |
3 | HAYASHILAB | 九州工業大学 | 520 | 200 | 720 | 5:09 |
4 | for rest human | 日本文理大学 | 120 | 100 | 220 | 0:13 |
5 | 大竹研究室 | 九州工業大学 | 220 | 0 | 220 | 1:48 |
6 | NIMBUS | 九州工業大学 | 180 | 0 | 180 | 1:08 |
7 | RoDEP | 九州工業大学 | 230 | -100 | 130 | 3:16 |
順位 | チーム名 | 所属 | 競技点 | 加減点 | 合計点 | タイム(秒) |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 西工大亀井研究室 | 西日本工業大学 | 120 | 0 | 120 | 0:43 |
2 | IT-LAB B | 九州工業大学・北九州工業高等専門学校 | 0 | 0 | 0 |
優秀計測賞:NIT武村lab (奥の松:実測値13cm,計測値12.58cm)
佐伯広域森林組合長賞:HAYASHILAB
佐伯広域森林組合長賞:RoDEP
マルマタ賞:IT-Lab
コンテスト決勝の映像1(HAYASHILAB、九州工業大学)
コンテスト決勝の映像2(大竹研究室、九州工業大学)
参加申し込みはこちらの参加登録フォームからお願いします.
参加申し込み期限:2016年9月26日(月)
10月22日(土)18:00より交流会を開催します.※当日参加可能です.
交流会参加費:3,000円(予定)
競技会を見学いただくことは可能です.競技会場は九州工業大学敷地内となりますので,学内の駐車スペースを利用できます.安全性を考慮して競技エリアのすぐ近くでの見学を制限する可能性があります.その場合には控室に競技映像を映すなどで競技の様子をご覧いただけるように準備いたします.
また,見学の方も,安全の為に安全メガネやヘルメットを着用することをおすすめいたします.安全メガネやヘルメットはご自身でご準備ください.
競技会場(飯塚キャンパス)周辺宿泊情報:のがみプレジデントホテル,ホテルセンチュリー,ホテルニューガイア飯塚
自律型クラス:
チーム名 | 所属 |
---|---|
大竹研究室 | 九州工業大学 |
西日本工業大学亀井研究室 A | 西日本工業大学 |
西日本工業大学亀井研究室 B | 西日本工業大学 |
IT-Lab B | 九州工業大学 & 北九州工業高等専門学校 |
チーム名 | 所属 |
---|---|
RoDEP | 九州工業大学 |
HAYASHILAB | 九州工業大学 |
NIT武村lab | 西日本工業大学 |
for rest human | 日本文理大学 |
NIMBUS | 九州工業大学 |
IT-Lab | 九州工業大学 & 北九州工業高等専門学校 |
競技会:九州工業大学飯塚キャンパス MILAiSとラーニングアゴラ棟の間
※「17.インタラクティブ学習棟 MILAiS(ミライズ)」と「21.ラーニングアゴラ棟」の中間の芝生が会場となります.
飯塚キャンパス周辺宿泊情報:のがみプレジデントホテル,ホテルセンチュリー,ホテルニューガイア飯塚
競技場所の写真 (クリックして拡大)
会場風景(上)
人員等配置風景(左)、配置図(右)
空撮映像 (ダウンロード)
林業におけるドローン・ロボットの活用は,立木の太さ,高さ,森林状況センシングがあります.このような活用を考えた場合,ドローンに望まれる性能は,立木,枝を避け,安定した上昇・下降,静止は必須であり,そして,人とともに森林に入ったとき,人の代わりに数メートル先を見回れることも重要となります.そのため,本コンテストでは,将来必要となる技術,今ある技術を試すことを想定して,競技内容を設定しています.
本コンテストでは,以下の自律型クラスと半自律型クラスの2つのクラスを設け,それぞれのクラスごとに予選,本選,決勝を行い,それぞれのクラスごとに順位を決めます.
ドローンは電源と制御装置,周囲の環境計測装置を内蔵した自律型とする.ただし,緊急時には直ちに手動操縦に切り替えることができるような機体構成にすること.
ドローンは電源と制御装置,周囲の環境計測装置を内蔵し,飛行操作は手動で行う.環境計測は搭載の装置・センサで行うが、計測データの処理はドローンに搭載したコンピュータか外部に設置したコンピュータで行う.
市販のドローンを利用し,手動操縦で飛行させる場合は半自律型クラスとなる.
スタート地点から離陸・飛行し,およそ7m離れた指定された立木まで接近し,ゴールゾーンに戻る.
ドローンの動作によって得点を付け,順位を決める.
立木への接近とは機体の一部が立木のおよそ半径1m以内に入ることを指す.立木の1m以内に入っているかどうかは競技判定員が確認し,入った場合は声および旗で知らせる.接近を確認するために,立木の周囲におよそ半径1mの円の目印を置く.
得点は以下の動作を行った際に加点する.
スタート地点から,およそ7m離れた指定された立木を周回して,ゴールゾーンまで戻る.
ドローンの動作によって得点を付け,順位を決める.
周回の際に立木の直径(mm)を計測したチームには加点する.計測方法は,樹木を傷つけなければ,どのような方法でも構わない.
試技の後に計測したデータを競技運営本部に提出し,データの説明をすること.未提出の場合は加点しない.
得点は以下の動作を行った際に加点する.
スタート地点から,複数の立木を周回して,ゴールゾーンまで戻る.
ドローンの動作によって得点を付け,順位を決める.森林内の多くの木々を周回するほど高得点となる.
また,周回の際に立木の直径(mm)を計測したチームにはさらに加点する.
試技の後に計測したデータを競技運営本部に提出し,データの説明をすること.未提出の場合は加点しない.
得点は以下の動作を行った際に加点する.
赤緑青のマーカーはザムザマルチストレッチスムース布を使用する.
補助員は危険だと判断した場合には,声を発して注意を促すことができる.ただし,補助員は指示者ではないので,補助員が半自律型クラスの操縦者に指示を出してはいけない.
「あぶない!!」,「ぶつかる!!」などの注意を促すことはできる.
「もうちょっと右!」,「少し上!」などの指示をしてはいけない.
(林業では,人間が入れないところ,直接は見えないところをドローンで観測したい.実環境では補助員が見れるようなところは人間が行って見ればよい)
高専生・大学生・大学院生・一般の2名以上のチーム.(緊急時の操縦者1名,補助員1名以上)
使用するドローンは自作でも市販品を改良したものでも構いません.ただし,以下の条件を満たすこと.
自律型クラスでは,環境計測センサとデータの処理はドローンに搭載したコンピュータで行うこと.
半自律型クラスでは、計測データの処理はドローンに搭載したコンピュータか外部に設置したコンピュータで行うこと.
自律型クラスと半自律型クラスの両方とも,計測データの処理はドローンに搭載したコンピュータか外部に設置したコンピュータで行うこと.
いづれのクラスも,計測データは試技後に競技運営本部に提出できる構成となっていること.
○競技内容に関するお問い合わせ:
担当:森のドローン・ロボット競技会実行委員会
forest.drone.challenge[at]gmail.com ([at]を@に変更してください)
○その他のお問い合わせ:
[:]