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新専攻の紹介特設サイト

大学院生命体工学研究科

2026年度 博士前期課程再編の概要について説明します

研究科長からのメッセージ

九州工業大学 大学院生命体工学研究科に関心をお持ちの皆様,
 特に進学先候補としてご興味をお持ちの皆様,

本研究科は,博士前期課程(修士)を対象に,来年(2026年)4月に改組をおこないます.

ご存じのように,昨今の社会的な課題は複雑化し,また社会的ニーズも多様化しています.個々の様々なニーズに対応し,かつ,複雑な課題を解決するソリューションの提供するためには,従来型の単一の学問分野や狭い技術領域だけからのアプローチではなく,異なる分野の知識や技術を融合し,広い視野で多面的に課題に取り組む分野横断的なアプローチが不可欠です.これら複雑化・多様化・融合を支援する技術として,近年深化しつつあるデジタル技術や数理・データサイエンス・AIに基づくデータ駆動型技術は必須と言えます.

以上の要請に応えるべく,次の2点を中心に改組をおこないます.
(1)様々な知識や経験を得やすくするために,2専攻にわかれていたものを,1専攻に統合します.従来,人間知能システム工学専攻では,情報処理・AI,ロボット,神経科学など,主に情報工学寄りの教育をおこなってきました.一方,生体機能応用工学専攻では,電気・電子工学,機械工学,材料科学,化学・生物工学など,旧来の工学に立脚した教育をおこなってきました.改組後は,専攻の区別なく,教育をおこなうことで,分野横断的な広い視野を持つ人材を育成します.学生は,興味や研究内容に応じて,4コース(脳型知能・ロボットコース,AIライフデザインコース,生体医工イノベーションコース,環境共生・エネルギーコース)の中から一つを選んで履修しますが,自分の選択コース以外の専門分野も学ぶことで,異分野の専門知識を修得し,分野横断的な視野を身につけることができます.
(2)データに基づき科学的に思考しながら研究開発活動を行う素養を身に付けるため,データサイエンスに関する基礎科目の修得を必修とします.特に,研究や実務で使える実践的な知識・能力を養うために,研究室で実際に扱うデータを題材として取り上げ,講義と演習を組み合わせた授業形態とします.

来年度から大きく変わる大学院生命体工学研究科で皆様をお待ちしております.

九州工業大学 大学院生命体工学研究科
研究科長 和田親宗

なにが変わるのか?

2026年度、2専攻から1専攻に再編します。各コースの専門教育に軸足を置きつつ、コースを 跨いだ科目履修などによる分野融合教育を行います。また、全てのコースで実践的なデータサイエンス 科目を必修化し、データに基づき科学的に思考できる人材を育成します。

生命体工学専攻のポイント

社会のニーズを踏まえ、今後取り組むこと

  • 俯瞰的な視野で物事を捉えることが可能な、多様性を持った「知」を創出
  • 研究科の全ての分野において、数理・データサイエンス・AIを活用できる人材を育成
  • 学生の多様な学修ニーズに対応することが可能なカスタムメイドなカリキュラムを実現

方針

  • 博士前期課程の1専攻化により、分野融合教育を強化
  • 数理・データサイエンス・AI基礎科目を必修化
  • コースを跨いだ科目履修を可能とすることにより、多様で柔軟な教育プログラムを実現

生命体工学研究科の構成と特色

生命体工学における高度技術者として必要な知識・理解,汎用的技能,態度・志向性を効率的に獲得するために,次の4コースの専門分野における高度な知識と技能を学ぶ専門科目群を配置しています。

courses

脳型知能・ロボットコース

人(動物)の知能を知り、人を支える知能システムを作る
人間知能の原理を解明して数理モデル化し、脳型システムとして工学的に実現するとともに、ロボット等に実装する教育を行う。
キーワード:知能ロボティクス、ロボット制御、ロボットミドルウェア、ロボットシステム、インテグレーション、知能マテリアル、計算知能、神経科学、数理モデリング

AIライフデザインコース

社会(人の集団)の知能を知り、社会を支える社会的知能を作る。
AI・データサイエンスを活用して、生活支援など社会システムを支える知能情報技術を構築し、Well-Beingを実現する教育を行う。
キーワード:脳型人工知能、機械学習、人間機能代行システム、生活支援ロボットシステム、社会情報システム、医療・介護DX、視覚情報処理、スマートセンシング

生体医工イノベーションコース

人(動物)の知能を知り、身体を支える技術を作る。
生体の構造や機能を理解して、医用機械・デバイスや生体機能材料を構築し、精密・医療機器や材料等の産業に応用する教育を行う。
キーワード:生体機能材料、バイオ機器分析、マイクロ分析システム、生体流体力学、生体機械力学、生体材料力学、バイオマイクロデバイス、医用メカトロニクス材料、医用メカトロニクス制御

環境共生・エネルギーコース

環境を知り、環境を支える技術を作る。
エネルギーを効率的に利用するエレクトロニクス技術や、環境負荷の少ない化学反応・生物反応を駆使し、地球環境問題を解決する教育を行う。
キーワード:パワーエレクトロニクス、パワー半導体、有機系太陽電池、二次電池、触媒、電気化学、界面機能、環境共生材料、微生物機能、生物機能、バイオインフォマティクス


改組前の教員組織