メッセージ
九州工業大学大学院生命体工学研究科では生命体の精緻な機能をシーズに新たな工学技術を生み出す生命体工学に立脚した分野融合型の教育研究を展開しています。これらに加えて、学生が豊かな国際感覚を身に付けられれば、生命体工学を武器として革新的な技術を世界に発信できる優れた技術者の持続的な養成が可能となると考えています。
本プログラムでは学生の海外派遣や英語による討論などを通じて国際マインド強化を図っていきます。
海外短期留学
短期留学を希望する学生を対象に、4週間程度の海外短期留学を実施します。希望者が多数の場合は、選抜を行います。実施後に英語による報告会、英語による活動報告書の提出を義務付けています。派遣後に提出される英文による活動報告書、英語による帰国報告会の発表と質疑応答を対象に成績評価を行い、所定の単位を付与します。活動報告書はネイティブスピーカーによる英文校正を行い、適切な英文報告書の作成を学ぶことができるよう指導しています。帰国報告会では、複数の教員により学生の発表を評価しています。
PBLによる英語学習
派遣前に、英語漬けPBLプログラムを実施し、外国人教員の指導により派遣先での研究活動で必要となる英語能力(読み書き、会話、グループディスカッション、研究発表)の向上を図ります。英語漬けPBLプログラムでは、原則的に日本語ではなく英語のみで会話し、派遣先でも円滑にコミュニケーションが取れるように訓練します。また、学生によっては派遣の前後か異なるが、派遣対象の本学学生と短期受入プログラムで滞在している外国人留学生とも国際ジョイントセミナーを開催、参加し、研究発表、懇親会を通じて国際交流を促進します。これに加えて、英語学習の促進および英語能力の客観的な評価のため、派遣前、派遣後にTOEFLを派遣対象の学生全員に受験してもらいます。
渡航前授業のタイトル例
- English Words - International Travel
- Practice drill - International Travel
- Common words - heath care -
- Practice drills - About Stay Abroad -
- Practice drills - Shopping -
- Practice drill - Health care and Hospital -
- Practice words - shopping and Leisure
ジョイントセミナー
海外より国際的に活躍している研究者や学生を招へいし、グローバルマインド教育に関するセミナーを開催しています。さらに、本プロジェクト参加学生、一般学生、海外からの留学生を含めた英語による研究のプレゼンテーションを実施します。
単位
これらの実施により、平成26年度より博士前期課程の学生には両専攻共通の「国際インターンシップ」の2単位を付与します。ただし、マレーシアMSSCプログラムにより、同単位を取得済みの学生が、発展的に本プロジェクトに参加して、顕著な成果を挙げた場合には専門科目である「分野横断研修」の2単位を付与します。博士後期課程の学生には「学外研究(国外)」の2単位として付与されます。
プロジェクトの変遷
本プログラムは、生体機能応用工学専攻(旧生体機能専攻)により、平成19年度から21年度にかけて実施された「グローバル研究マインド強化教育プログラム」を継続・発展させたもので、平成25年度から人間知能システム工学専攻(旧脳情報専攻)を加え、研究科全体の取組みへと展開しています。
過去の「国際マインド強化プログラム」ページは、こちらをご覧ください.
謝辞
平成19年度から平成21年度までは魅力ある大学院教育イニシアティブ(大学院GP)による支援、平成22年度からは九州工業大学の学内戦略経費による支援により実施しております。平成6年度はJASSOによる支援もいただいています。
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