VPN(Virtual Private Network)とは、インターネット網を通して、離れた拠点間をあたかも同一LAN上にあるかのように仮想的なネットワークを構築する手法をいいます。特に拠点とクライアントPC間で接続される場合をリモートアクセスVPNといいます。
通常、教職員向け全学グループウェア「ガルーン」や研究科ウェブサーバへのFTPアクセス、研究室内のワークステーションへのアクセスは、セキュリティの関係でインターネット側からはアクセス出来ません。
VPNの利用により、自宅や出張先からインターネット経由でこれらのリソースにアクセスすることが出来ます。VPN端末は、仮想的なIPインターフェースを持ち、キャンパス内イントラと同等のネットワーク環境を得ることができます。
九工大IDを有する者
- ウィルス対策ソフトウェアのパーソナルファイアウォールとの相性が悪いため、OSの環境によりVPN通信が出来ない場合があります。
- 端末が所属するネットワーク(ローカルLAN)以外のアクセスは全てVPN通信となります。ローカルLANにあるNASやブロードバンドルーターにはアクセス可能です。
- Laboseg研究室ネットワーク(172.16.xxx.xxx, 172.17.xxx.xxx, 172.30.xxx.xxx)内のホストにVPN経由でアクセスしたい場合、ローカルLANに使用しているIPアドレスと、対象ホストが所属するネットワークが重複しないようにする必要があります。
- VPN接続はネットワーク環境に依存するものであるため、自宅やホテルなどの通信環境によっては利用できないこともあります。特に公衆WiFi網や低速回線のMVNOはベストエフォートサービス(サービスの品質無保証)なので、サービスエリアや利用者数によって通信安定度が異なります。そのような固有の環境によって生じる不具合についてはサポートできませんので予めご了承願います。
- 研究室のLaboseg VPN管理者(ほとんどのケースで指導教員がこれに当たります)が,あらかじめLaboseg管理画面でVPN利用者の九工大IDを登録します。初めてLaboseg VPNを利用する場合は、Laboseg VPN管理者に登録を依頼してください。
※九工大IDは複数のLaboseg VPNに登録することは出来ません。- FortiClient VPNをダウンロードしてインストールします。 https://www.fortinet.com/support/product-downloads#vpn
※ソフトウェア名にVPNが含まれないものは有料版となり,本学のVPNサービスでは使えませんので,必ず「FortiClient VPN」をインストールして下さい。- 接続プロファイルの作成で,次の情報を入力します。
- VPN: 「SSL VPN」を選択
- 接続名: 任意(例: 若松Laboseg)
- リモートGW: laboseg-w.kiban.kyutech.ac.jp
- ポートの編集: チェックを入れて10443を入力
- 認証: 「ユーザ名を保存」を選択
- ユーザ名: <<九工大ID>>
- 接続ボタンでVPN接続が開始します。以後は,WindowsのタスクバーやmacOSのメニューバーのアイコンからVPN接続/切断操作が可能です.