About

Hibikino-Musashi

ロボット工学の分野において,人間とロボットの協調作業は現在においても課題とされています.
協調作業を行うために,安全性の確保や意思疎通を容易にするためのシステム開発が求められています.
私たちは身近なスポーツであるサッカーを題材に,人間とロボットが共生する社会の実現を目指します.

サッカーは「各メンバーの位置と行動を考慮した戦略」を必要とするマルチエージェントゲームです.
サッカーには戦略,協調,予測できない動作,共通の目標があるため,ロボットとの共存を実現するためのテストベッドとして適しています.

RoboCup Soccer

ロボカップは,人工知能とロボティクスの発展を目指して日本から立ち上がった国際プロジェクトです.
ロボカップには様々な部門がありますが,私たちはロボカップサッカー中型ロボットリーグ(Middle Size League, MSL)に出場しています.

MSLでは,500[mm]×500[mm]×800[mm]の自律移動ロボット 5台を1チームとし,22[m]×14[m]サイズのコートで競技を行います.
MSLは「西暦2050年までに,人間に勝てる自律型ロボットのチームを作る」ことを目標として掲げており,さまざまな分野の基礎技術として波及させることを目的とした新たなランドマーク・プロジェクトです.

Hibikino-Musashiは学研都市を中心に北九州の大学・高専と連携して国際大会にも参加しているチームであり,ロボカップ委員会(MSL Technical Committee Member)のメンバーとして大会規則成定に貢献しています.